猫の黒ちゃん
検査では
白血球数1200、血小板数16,7、
その他沢山の異常あり
余命三ヶ月と言われました
なんとか助けてあげたいと、
飼い主さん、
まだ三歳の黄色の瞳が
優しくうつろに感じられます。
元気はない。
何とかしてほしいんですけれどもと、
言葉は話せません。が、
感覚で訴えています。
大丈夫、元気になりますよ。
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ここだという処を触れていると
気持ちよさそうにしているが、
生気が衰えています
生気が衰えています
私の手指が動き出そうとする前に
自分で此処という処を
抑えてくださいというように、
体を動かしてくる。
たいしたもんだと思いながら
飼い主さんにもそのことを伝える。
ほんとですかとびっくりしている。
人間よりは、やはり賢い。
少なくとも飼い主さんよりはと
言いたいのですが。止めときます。
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日を増すごとに段々と元気が出てきて
わがままをいうようになってくる。
まあ、それもいいか。・・・・・
押さえられればいい気持ちはしない。
逃れようとするのは当たり前だ。
人間は何時も抑えられて生活をしている。
かわいそうだね。・・・・・と話しかける。
・・・・・・・・・・・・
今日はどうした、初めて鳴いた。
にゃあお、にゃあお
小さい声だが声が出てきた。
こんにちは、よかったね。
いつも素直に台の上で操法を待っている
キョトンとした顔でこちらを見ている。
大分落ち着いてきたよと話しかける。
こちらをジッと見ている。
そしていつものように寝てしまう
・・・・・・・・・・・・
元気になったからそろそろサヨナラだね。
大事にしてくれる飼い主さんで良かったね
時々又、遊びに来てね。
車で一時間だから、猫の足では
十五分と三十秒で来られるかな
日本新記録に挑戦だ。
道も覚えたろうから
一人で来られるね
とても落ち着いているくろちゃんでした。
・・・おしまいです・・・
気整院
・・つづく・・・